パンダ公園

文章力の向上を目論むブログ

傘が無くなるとすぐ「パクられた!」って言うやつ

嫌い。心が卑しい。それで探してた場所と違う所に自分の傘を見つけると、「いやーこんなとこにあった!勝手に動かされてたわー!」とかな。小学校の時の俺のクラスメイトの親がヤンキーの小池くんかよ。

最近、天気予報がおかしい。「降水確率10%!1日中ピーカンの洗濯日和!」とか言っておいて夜帰る時ザーザーだったり、「今日は肌寒い1日になりそうです!」とかって言いながら気温34度とかな。

昔から根っからのインドア派なので、雨は好き嫌い以前にどちらでもいいと思っていたんだけど、いざ社会人になってみると「平日なるべく力を残し、休日で蓄えた力を振るってはっちゃける」という大人になりきれてない子供のような力の分配で生活しているので、とても雨が嫌いになった。電車は遅れるし、傘は必要だし、足は濡れるし。

雨に濡れて帰ると、小学生の時にザーザー降りの中、せっせと走って帰った事を思い出す。僕はお母さんに買ってもらった大きい傘を愛用していたんだけど、小学校中学年にもなるともう成長した体が傘の中に入らなくて、「大きい傘だと思ってたけど大したことないなぁ」とか思っていた。結局ずぶ濡れで家に着くと、おばあちゃんが慌てて玄関まで来て「服脱いじゃいな!オフロ湧いてるから入っちゃいなさい!湯冷めしないようにね!」とか口うるさく言ってくるのは恒例行事だった。

今でも夕立が降ると、あの時のお節介な僕のおばあちゃんの慌て顔と、夕焼けでバカみたいに真っ赤に染まってキラキラ光った風呂場の窓を眺めながら、やたら熱い風呂に浸かっている思い出が浮かぶ。そんなこんなで、雨も悪くないな。



あと小池、何回か傘パクって帰ってスマンかった。